ヒーリングが無料の理由、それは、「ワル」にあこがれたから

お元気ですか? ご機嫌はいかがですか?

私がなぜ、しばらくヒーリングを無料で募集するのか、多くの方が疑問に思っておられるかもしれませんので、最初にそのお話をしたいと思います。

ヒーリングが無料の理由、それは、「ワル」にあこがれたからです。

あこがれのワル、水野南北

江戸時代中期、人の人相を見て判断する「観相学」を打ち立てた人がいました。
その名は「水野南北」。日本の人相占いの体系は、この人の研究がベースになっているといわれています。

水野南北さんは大阪に生まれて京都に拠点があったそうです。若い頃は相当なワルで監獄に入る経験もされたそうです。
人相も非常に悪かったそうで、あるとき、お坊さんに「顔に死相が出ている」と言われて、死にたくない一心で改善に取り組んだそうです。お寺の掃除をしたりして。
すると、予告された死期を過ぎても生きることができて、それ以来、お坊さんに弟子入りして観相学を学ぶようになります。

極めるために10年かけてやったこと

観相学を極めていくプロセスの中で、10年間かけて水野南北さんがやったことにシビれました。

  • まず、人の顔を観察するために、3年間、髪結い職人に弟子入りしました。
  • 次に、観相学は顔だけではなく身体全体をみることから、観察するために風呂屋で3年間働きました。
  • さらに、人間の骨格について知るため火葬場で3年間働いたそうです。
  • しかも、すべてが無報酬。

驚きました。こんな激しい人がいたのか!
観相学は人相を見ますが、目・鼻・口の位置とか形とか、ホクロの位置とか、ぜんぶ統計をとることになります。
統計なので、できるだけ多くのサンプルが必要になりますが、ここまで徹底するとは。
そして何千人、何万人の人を観察して、仮説を立てて検証することを繰り返し、データを蓄積し、パターン化させていったのでしょう。

無報酬って、どうよ。

それに、無報酬って、どうよ。
水野南北さんの発想をひとことであらわすと、「陰徳を積むことが開運につながる」だと思います。
当時は知ってか知らずか、結果的に陰徳を積んでおられたのでしょうね。

10年間やってこられたという、このエピソードを知ったとき「カッコイイ」って思いました。
そんな水野南北さんにあこがれて、私の場合はヒーリングを極めていきたいと思ったわけなんです。
もちろん、ワルにはなりませんし、人相も悪かったそうなので同じようになりたいとは思いません。
また、ここまで徹底して突き進むことはできないでしょうけど。
それでも、あこがれますね。

【まとめにかえて・おまけ】水野南北流・究極の開運の法則とは?

こんなだらだらした文章を最後までお読みいただいた奇特なあなた、どうもありがとうございます。
お礼に、水野南北さんが発見された開運の法則を少しご紹介しますね。

徹底した統計をとって観相学を打ち立てた水野南北さんでさえ、観相学だけでは100%的中させることができなかったそうです。

そこで試行錯誤して発見したことは、なんと、「食事の量」が運を左右するということ。

観相学といえども完璧ではなく、「結局そこか!」と思わず言ってしまいますが、身の丈にあった量の食事をとることで、運がよくなるんだそうです。
「身の丈」というのは、「身体の大きさ」という意味もありますし、「人間の器」とか「収入」といかいう意味もあるでしょうね。
身の丈よりも小食だと吉、大食いは凶だそうです。

「腹八分目」といわれますが、水野南北さんは、「腹七分目」を推奨されたそうです。

「陰徳を積むことが開運につながる」という発想の中で、粗食・小食が正しい行いとされているんでしょうね。で、結果として、人相もよくなっていくらしいです。
そして、現在でも、医学的にも当たり前のように言われている「食べ過ぎない」ということが、水野南北流の究極の開運の法則だということにも驚きです。

それなのに、当たり前のことが当たり前にできない人が多い。
そこが、私も含めて人間の至らないところでもあり、可愛らしいところでもあるんでしょうけど。

あと、ちょっとスピリチュアルな感じになりますが、お勧めされているのが「太陽を拝する」こと。
でも、これも、いろんな人が言っていて、実践されていますよね。
私も天気の悪い日はサボってますが、でも、晴れた日の朝は、忙しくても時間をとってそれなりに実践しています。
長くなるので、この話はまたどこかで機会を改めて書きたいなと思っています。

それでは、また。ご機嫌よう!

 

(注)エピソードには諸説あります。

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